お見合い結婚に向けて・・第13話

見合いをした人からのメールはこうだった。

「あまり二人でお話ができなかったから、よかったら二人で食事なんか行きませんか?」

と。過保護な感じで、あまり積極的にくるような感じの人じゃなかったから、すこし驚いた。
でも不思議と悪い気持ちはしなかったから、とりあえずは会ってみることにした。
見合い結婚をよくないように感じるのは、会ってからでも遅くはないと思ったからだ。

実際に二人きりで会った彼女は、見合いのときとは違い、はつらつとしたお嬢さんだった。
親のいる前ではやはりあまり自分が出せないらしい。
俺もつられて、結構色んなことを喋った。見合い結婚に対する不信感もちょっと話すと、
大体みんなそうですよ、といわれた。
そうか・・
初めから見合い結婚に躊躇しない人なんていないのか。なんだかちょっと安心した。
彼女は結婚したいらしいが、見合い結婚でも恋愛結婚でもどちらでもいいらしい。
結婚なんて、運なんだから、何かしら感じるものがあれば、結婚すればいいと。
少し俺の考えが凝り固まっていたようだ。
わかっていたつもりでも、なんだか見合い結婚が信用できない気がしていた。

彼女はそういう俺の気持ちも、読みとっていたらしい。
いいところのお嬢さんと思って、あなどっていたな・・。
なんだか彼女にたいして興味がわいてきたので、帰りがけにまた食事でも・・と誘っておいた。

これで彼女と結婚するようになったら、やはり見合い結婚なのだろうか。

お見合い結婚に向けて・・第14話へ続く。